Emily VanWagenen

西洋美学と砂漠の植物との出会い

トゲのあるサボテン、アーストーンの色合い、自然の質感。アリゾナ州ツーソン市の砂漠の風景にたたずむ、エミリー・ヴァンワーグネン（Emily VanWagenen）の穏やかな家へようこそ。 3人の子供の母であり、熱心なデザイナーでもあるエミリーは、落ち着きのあるクリエイティブな空間を創造する情熱をInstagram（@oursouthwestnest）で共有し、自然の要素と受け継がれる家宝を融合させています。

エミリーは、当社との限定コラボレーションに向けて、南西部の風景、カウボーイ文化、砂漠の植物からインスピレーションを得たカスタムメイドの壁紙コレクションをデザインしました。エミリーとのインタビューから、このようにユニークなデザインに隠されたストーリーを発見し、インスピレーションを得ましょう！

「それぞれのデザインに、私の故郷である砂漠の色、質感、思い出に根ざしたストーリーがあります。あの風景が、常に私の最大のインスピレーションです。」

エミリーのデザインを探る

こんにちは、エミリー！ご自宅について教えてください。

私の家は、まさに私の分身のようなものです。2018年に家を建てたとき、粘土色のコンクリートの床から天然木材のオープンシェルフ、玄関前のポーチの照明と赤い粘土タイルまで、デザインプロセスに深く関わることができました。私が目指したのは、砂漠の中に静かで落ち着きのある安らぎの空間を作り出すことでした。そして、空間に取り組むときはいつも、その出発点に立ち返ります。数年前の新築祝いパーティーで、ある人が私たちの家のことを「本当にあなたみたいな家ね」と言ったんです。私はそのコメントがとても気に入りました。

何にインスピレーションを受けていますか？

私にとってインスピレーションの最大の源は、常に砂漠そのものです。辺ぴな田舎で育った私は、家の周りにある洗濯物の間を走り回ったり、石集めや砂の穴掘りをしたり、ポケットに入れていた小さな櫛でチョーヤ（ジャンピングカクタス）を足から取り除いたりして、人生のほとんどを砂漠で過ごしてきました。その色彩、形、質感に、故郷の懐かしさを感じます。そして、ジョージア・オキーフ（Georgia O'Keeffe）の作品、家、ファッションからも常にインスピレーションを得ています。

「私が空間をデザインするときはいつも、どのような外観になるかを考える前に、どのような気分になるかを考えて、そこから作業を開始します。」

独自の壁紙コレクションのデザインにどのように取り組みましたか？

そのプロセスは、私個人に深く関わるものでした。私のアイデンティティの一部となっている、素朴で落ち着きのある、南西部の美学を壁紙で表現したいと思いました。何年もの間、私のコミュニティから壁紙を求める声が上がっていたので、皆さんに壁紙を提供できるようになり、感慨深いものがあります。私のデザインが、これほど多くの方々のお部屋の一部になることを光栄に思います。

具体的なモチーフとそのインスピレーションについて詳しく教えてください。

それぞれのデザインには、ストーリーがあります。Southwest のシグネチャープリントは、娘の部屋のために作った壁画を基にしています。Flora の模様は、私がスケッチし、スキャンし、息吹を吹き込んだパロベルデとクレオソートの花からインスピレーションを得ています。Rodeo Days は、ロデオのために学校を休んでいた子供の頃の思い出を反映しています。私がよくInstagramで共有して、人々を驚かせているものです。そして、Gingham の模様は、ワードローブや家に使うのが大好きな、クラシックなデザインに絵画的なひねりを加えたもので、心を落ち着かせる砂漠のエッセンスを思わせる色を取り揃えています。